ボブ・ディラン--殺しのライセンス
人間は考える
地球を支配しているのは自分だから、それを好きにしていいんだと
物事が中々変わらなければ、自分で変えようとする
人間は自らの破滅を発明してしまった
第一歩は月に触れることだった
(*)
さて、うちの近所に一人の女がいて
静かな夜が訪れると、彼女は傍に座り
「誰が奴の殺しのライセンスを奪ってくれるの?」と言う
連中は彼を連れ去り、教育し、一生をかけて彼を育てあげ
病気になる運命の道を歩かせる
それから、彼を星々(星条旗)と一緒に埋め
彼の体を、中古車のように売りさばく
さて、うちの近所に一人の女がいて
彼女は丘に顔を向けて、傍に座り
「誰が奴の殺しのライセンスを奪ってくれるの?」と言う
今、彼は破壊することに必死だ
彼は恐れ、混乱している
彼の脳みそは、優れた技術でいじられてしまった
彼が信じるのは、自分の目だけだが
彼の目は、彼に嘘をつく
でもうちの近所に一人の女がいて
背筋を走る寒気を感じながら、傍に座り
「誰が奴の殺しのライセンスを奪ってくれるの?」と言う
お前は騒音を立てる人かもしれない。魂を生み出す人かもしれない
心を傷つける人かもしれない。背骨を折る人かもしれない
お前はあらゆる手段を尽くす
ストーリーを演じる俳優かもしれない
それが、お前のすべて
お前の過ちに気付くまで
今、彼は淀んだ水たまりの祭壇に向かって礼拝する
そこに映る自分を見て、彼は満たされる
ああ、人はフェアプレイに反対する
彼はすべてを欲しがる、自分のやり方で
(*) 繰り返し
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