ウディ・ガスリー--この国は君の国
この国は君の国
この国は僕の国
カリフォルニアからニューヨークの島まで
アメリカスギの森からメキシコ湾の水域まで
この国は君と僕のためにつくられたんだ
あの一条のハイウェイを歩いていたとき
頭上にあの終わりのない航空路が見えた
下にはあの黄金の谷が見えた
この国は君と僕のためにつくられたんだ
僕はさまよい続けて、気の向くままに歩いた
ダイヤモンド砂漠のきらめく砂へと
周りの人はこう言っていた
この国は君と僕のためにつくられたんだ
太陽が輝き出したとき
僕はぶらぶら歩いていた
小麦畑は波打ち
砂ぼこりが巻き上がっていた
霧が晴れかけたとき
歌声がこう述べていた
この国は君と僕のためにつくられたんだ
歩き続けると標識が見え
「立ち入り禁止」と書いてあった
でも裏側には何も書いてなかった
裏側は君と僕のためにつくられたんだ
尖塔の影の中に
僕の仲間がいるのを見た
救護施設の側に
僕の仲間がいるのを見た
彼らが腹を空かせていたので
僕はそこで聞いた
この国は、あなた達と僕のためにつくられたのですか?
この世の誰も、僕を止められない
僕があの自由のハイウェイを歩いているときは
この世の誰も、僕を引き戻せない
この国は君と僕のためにつくられたんだ
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