ヴァネッサ・ウィリアムス--風の色
あなたは上陸した土地はどこでも自分のものだと思っている
大地はただの命のない所有物だと思っている
だけど、私は知っているの
岩にも木にも生物にも
命があり、魂があり、名前があることを
あなた達が人間だと思っているのは
自分達と同じような外見で同じように考える人々だけ
けれども、もしあなたが見知らぬ人の足跡を辿ってみたら
これまで知らなかったことを学ぶでしょう
あなたは今までに9月の満月に狼が吠えるのを聞いたことがあるかしら?
オオヤマネコが歯をむきだしてる理由を尋ねたことがある?
山の声と一緒に歌えるかしら?
風の色で絵を描ける?
風の色で絵を描けるかしら?
森の中の秘密の松の小道を駈けて行きましょう
太陽を浴びて甘く熟した大地の恵みのベリーを食べに行きましょう
周りに溢れている恵みに身を委ねましょう
一度くらい、価値がどれくらいかなんて考えないで
嵐も川も私の兄弟
サギもカワウソも私の友達
私たちは皆つながっているの
決して途切れることのない輪で
あなたは今までに9月の満月に狼がほえるのを聞いたことがあるかしら?
鷲がどこに行ってたか教えてもらったことはある?
山の声と一緒に歌えるかしら?
風の色で絵を描ける?
風の色で絵を描けるかしら?
スズカケの木はどれくらいの高さまで伸びるかしら?
切ってしまったら、決して分からないわ
9月の満月に狼の遠吠えが聞こえなくなるわ
肌の色が白だとか赤銅色だとか関係なく
私たちは山の声と一緒に歌わなければ
風の色で絵を描かなくては
あなたは大地を自分のものにできるけど、
あなたが所有できるのは土だけ
風の色で絵を描けるまでは・・
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