サイモン&ガーファンクル--アメリカ
「恋人同士になろうよ 僕たちの財産も一緒にしちゃおうよ」
「この鞄に不動産がいくつか入ってるわ」
僕らはタバコ1箱とミセス・ワグナーのパイを買い
アメリカを探しに旅に出たんだ
「キャシー」
ピッツバーグでグレイハウンド(長距離バス)に乗りこみながら僕は言った
「今ではミシガンが夢みたいに思えるよ」
サギノーからヒッチハイクして来るのに4日かかった
僕はアメリカを探しにやって来たんだ
バスの中で笑ったり、
人の顔をネタにしたり・・・
ギャバジンのスーツを着た男がスパイだって彼女は言った
僕は言った 「気をつけろ 奴の蝶ネクタイは本当はカメラなんだ」
「こっちにタバコちょうだい 僕のレインコートに1本あったと思うから」
「1時間前に最後の1本を吸っちゃったじゃない」
僕は景色を眺めて、彼女は雑誌を読んだ
そして月が荒野の上空に昇った
「キャシー、僕、どこにいるのか分かんなくなっちゃったよ」
僕は言った 彼女が寝てたのを知りながら・・・
「空しくて心が痛くて、それがなぜなのか分からないんだよ」
ニュージャージーの高速道路で車の数をかぞえてる
やつらは皆アメリカを探しに来たんだ
皆アメリカを探しに来た
皆アメリカを探しに来たんだ
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