エルヴィス・プレスリー--故郷の青々とした芝
列車から降り立つと
昔と変わらない故郷
そして僕を迎えに来た父と母
道の向こうに見えるのは
金髪でサクランボのような唇のメアリーが駆けている姿
故郷の青々とした芝を触るのはいいなあ
みんな両手を広げ
にっこり笑いながら
僕に会いに来てくれる
故郷の青々とした芝を触るのはいいなあ
塗装が剥げ落ち干からびた古い家がまだ建っていて
昔よく遊んだオークの老木も残っている
金髪でサクランボのような唇の
愛しいメアリーと道を散歩する
故郷の青々とした芝を触るのはいいなあ
ふと目が覚め、周りを見ると
灰色の壁が僕を取り囲んでいる
だよな..
夢だったことに気付く
看守がいて、悲しげな老神父がいて
夜が明ける頃には
僕は引致され
再び、僕は故郷の青々とした芝を触ることになるんだ
みんなが僕に会いに来てくれるだろう
オークの老木の陰に眠る僕に
故郷の青々とした芝の下に僕は埋葬されるだろうから
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