ローリング・ストーンズ - 黒で塗りつぶせ
(*)
赤い扉を見ると
黒で塗りつぶしたくなる
他の色はいらない
全部黒にしたい
夏服を着て歩く女の子達を見ると
俺は顔をそむけねばならない
俺の中の闇が消え去るまで
車の列を見ると
すべて黒塗り
供花と俺の愛した人が乗せられて
二度と戻ってこない
人々が顔を向けてはすぐに視線をそらすのが見える
これが世の常
毎日どこかで子供が生まれるように
自分の内面を覗くと
心が黒いのが分かる
俺の赤い扉も
黒で塗りつぶしてしまった
多分、俺は消え去るのだろう
事実と向き合わなくてもよくなるな
世の中がどす黒いと
それと向き合うのは困難
俺の緑色の海が
紺碧に染まることはもうない
こんなことが君に起こるなんて予想できなかった
沈んでいく太陽をじっと見つめたら
俺の愛した人は
朝が来るまでには俺と一緒に笑ってくれるだろう
(*) 繰り返し
君の顔が黒く塗りつぶされるのを見たい
夜の闇や石炭ぐらい真っ黒に
太陽が覆い隠され空から消えるのを見たい
それが黒く塗りつぶされるのを見たいんだ...
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